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一般歯科

すでに痛みが出ていて「今日治療をしてもらいたい」という方も多くいらっしゃいます。歯の状態や院内の混み具合にもよるのですが、ご希望に添ってなるべくその日から治療に入れるように柔軟に対応しますので、一度歯を見せにいらしてください。
保険診療の場合は、基本的に虫歯の大きさによって、白い詰め物を使えるか銀歯になるかが決まってしまいます。虫歯が小さい場合は白い詰め物を使えるので、治療の跡も目立ちません。虫歯が進行してしまうと麻酔を使用したり、何度か通っていただいたりしなければならないので時間も費用もかさみます。
なるべく痛くないように治療を行いますので、好きな物を食べて思いきり笑える「健康的できれいな歯」を維持したい方は早めにご相談ください。

むし歯治療について

虫歯ができる3つの要因

むし歯菌・糖分摂取の量・歯質の強さに時間経過が加わると徐々にむし歯は進行します。虫歯予防のポイントはこの3つが重なってる時間をいかに短くしていくかです。

なんで虫歯になるのか?

飲食をすると歯の表面に付着したプラークにいる細菌が糖分を養分として酸を産生して歯を溶かします。この反応を脱灰といいます。しばらくすると唾液のカルシウムにより酸が中和され歯の表面が修復されます。これを再石灰化といいます。
飲食の度に脱灰と再石灰化が繰り返され、脱灰が優勢になると再石灰化が追いつかなくなるため虫歯になってしまいます。
虫歯に一度なってしまうと自然には治りにくく、徐々に進行していくか、ブラッシングがうまくできていれば進行が停止しそのままの状態であるかです。虫歯の段階に応じて治療法がちがいます。

■C0~C1とよばれる初期虫歯
自覚症状はほぼなく、歯の表面に黒い部分や白いにごりができた状態で穴はあいてません。この場合ブラッシングで経過観察するか、審美的に気になる場合はレジンという歯科用プラスチックで詰めて治療をおこないます。

■C2
歯の表面に穴があいている状態です。神経に近づくにつれ、冷たい水などの刺激にしみることがあります。穴の大きさによって治療法が分かれます。小さければレジンでつめます。大きい場合は型を採って欠損部を部分的な被せ物(金属・セラミック)で治療をおこないます。

■C3
虫歯が神経にまで達しているためズキズキしたり、激しい痛みを感じます。神経が虫歯菌に侵されると神経は部分的に残せないので根にまで及ぶ神経をとる処置を行います。いわゆる根っこの治療です。根の治療をして薬を詰めたら、神経をとった歯は栄養がいかなくなるので脆くなるため、空洞になった部分に芯をいれて全部被せる形(金属・セラミック)で治療していくことになります。

■C4:根だけが残った歯
歯冠部が虫歯でなくなり、根だけが残った状態。根の先まで細菌が感染し、膿がたまります。
放置すると骨まで炎症が拡がり、腫れて痛みます。根の治療を行い残せる場合もありますが、ほとんどは抜歯しなければなりません。

レジンによる治療法

まず虫歯の部分を削ってとり、削った部分にレジンを以前の形になるようにつめます。
特殊な光により硬化させ(固める前は粘土状で柔らかいです)、かみ合わせ・形態修正して研磨して終了。

特徴
治療回数が少なく安価で審美的にきれいですが、歯ほどの硬さはないため、経年劣化や摩耗によりすり減ったり境目が着色してきたりします。

部分的な被せ物(インレー)でおこなう治療法

まず虫歯を削ってとります。
虫歯が思ったより進行していて神経に近接している場合は、裏層といって神経に近い部分を保護する詰め物をおこないます。 形態を整えた後に型を採ります。
型取りして作ってきた被せ物をお口で調整してセットします。

全部かぶせる形でおこなう治療法

まず虫歯を削ってとりますが、神経にまで達しているため根の治療を行います。
根の治療が終わったら、内部の空洞を補強する為に土台の型取りをします
型取りして作ってきた土台をセットして、形態修正した後に最終的な被せ物の型取りをします。
型取りして作ってきた被せ物を調整してセットします。
一般的に虫歯の症状が大きくなるほど、治療回数が多くなり費用がかかって、審美性も落ちます。

予防歯科

お口の中がねばねばしたり、口臭が気になったり、歯磨きで出血したり…。このような症状は歯周病の初期症状である可能性が高いです。このまま放っておくと歯茎が弱り、歯がぐらついて抜けてしまうので、これ以上進行させないために正しいブラッシング方法を覚えていただければと思います。歯や歯茎に合わせたお手入れが大切なので、当院ではブラッシング指導とともに患者さまにぴったりな歯ブラシもお伝えしています。
当院には、自覚症状がなくても、定期的に歯のクリーニングを受けにこられる方も多くいらっしゃいます。定期検診は、その時の歯の状態をしっかりと確認できるので虫歯の早期発見ができ、歯を長持ちさせることにもつながります。クリーニングにより歯の汚れや茶渋を落とすので、見た目を気にされている方にもおすすめです。

歯周病はどうやってみつけるの?

自分では気づかない軽い症状のものも含めると、成人の約8割がかかっているといわれており、40代以降で歯を失うもっとも大きな要因です。初期の歯肉炎であればブラッシングで改善することが期待できますが、重度に進行してしまって抜かなくてはいけなくなるほど放置されてしまうケースが少なくないのが現状です。それは歯周病の進行初期には痛みや腫れといった自覚症状がほとんどないからです。痛い、グラグラするといった症状を感じるようであれば、すでにかなり進行してしまっていると思ってください。

次のような症状があれば歯周病です。皆さんもチェックしてみてください。

  • 歯肉から出血する
  • 歯肉が赤く腫れている
  • 口臭がある
  • 歯肉がむずがゆい、痛い
  • 歯が長くなった気がする
  • 歯がグラグラ動く

歯周病はどう治療する?

基本的には原因となるものを一つでも多く取り除いていくことです。 まずはプラークコントロール(日々のブラッシング)、歯ブラシで歯垢をきちんととれてなければすぐ再発してしまいます。次に自分でブラシでは除去できない歯石を機械的に取り除くことです。さらに歯垢を増加させる因子(虫歯、適合の悪い被せ物)の修正をおこないます。いわゆる、歯周基本治療と呼ばれているものです。
以上の基本治療を行っても症状が改善しない場合には必要に応じて外科的処置を行う場合もあります。

進行状態

初期

歯石がつきはじめ歯肉に炎症が起こる状態。ブラッシングをすると歯肉から血がでる。 時々歯肉が腫れぼったく感じたりします。歯石をとる治療を行い、歯ブラシをしっかり行うことで改善していきます。

中期

歯周ポケットの深い所に歯石がつき、歯を支える骨をはじめとした周囲組織が壊れている状態。 ブラシ時の出血に加え、水がしみるなどの症状が出てきます。
体調により歯肉が腫れたり、治ったりして場合によっては膿みがでることも。
口の中がネバネバする、口臭がする等といった症状も出てきます。

歯肉の深部で根に付いた歯石をとり、さらに根面を滑沢にする治療を行います。
場合によっては歯肉を切開して、明視下で深部歯石をきれいに取り再度縫合する外科処置を行います。

末期

歯石が根の先端まで付き、歯を支える骨が3分の2以上溶けてしまった状態。歯がぐらつき、物がよく噛めません。br膿が歯周ポケットより出てほとんどの場合は抜歯になってしまいます。

ホワイトニング

ホワイトニングとは歯の表面に薬剤を塗布し、現在の歯の色よりも白く明るくするものです。
院内にホワイトニングのポスターを貼ってから、当院にお越しになるホワイトニングご希望の患者さまはとても多くなりました。特別な日に向けて利用される方ももちろんいるのですが、年齢や性別に関わらず「いつも白い歯でいたい」という需要が高まっていると感じています。ホワイトニングで歯に対する意識が変わり、予防につながると嬉しいです。

変色の原因

1、表面の汚れが原因

コーヒーやお茶による着色、たばこのヤニなどが歯の表面に付着して変色させている場合です。普通のブラシではなかなか落とすことはできませんが、表面の汚れであるのでクリーニングで落とすことができます。

2、加齢や遺伝

年と共に象牙質の厚みが増し黄褐色が強くなるため、少しずつ歯の色が濃くなります。また肌の色が人それぞれ異なるように遺伝的に歯の色が濃い方もいます。このように本来の歯より白くしたいという場合にホワイトニングがおすすめです。

3、内部構造が原因

歯が病気・外傷・薬剤によって変色している場合
テトラサイクリンの薬剤服用によるもの、エナメル質形成不全症、神経のない歯、外傷等。

オフィスホワイトニングは、院内で施術を行うので時間も期間も短いのが特徴です。
即効性がホームホワイトニングよりも高い分、後戻りしやすいと言われています。
また、薬剤が強いので知覚過敏の方にはおすすめできません。

ホームホワイトニングは、お家でマウスピースを装着していただく方法です。薄めの薬剤を使用するので歯にやさしく、定期的なお手入れで後戻りしにくい状況を作れます。

詰め物・被せ物

保険内の詰め物・被せ物から、保険外の白くて汚れが付きにくい詰め物・被せ物まで幅広く対応しています。
ご希望がありましたら遠慮なくご相談ください。患者さまのご要望をお聞きし、適する素材をご提案いたします。

補綴(クラウン・インレー)

クラウン

歯を全体的に削って、その上から人工の歯を被せる治療です。歯の色だけでなく、形や歯並びを改善させることができます。

インレー

虫歯や歯周病などで削ってしまった部分を埋める処置です。

種類

ジルコニアクラウン

ジルコニアと呼ばれる模造ダイヤモンドの白くて薄いフレームを内冠として、表面にセラミックを貼り付けたものです。透明感はもちろん強度に優れており、ブリッジ、咬合力のかかる大臼歯などに適しています。

オールセラミッククラウン

セラミック一塊で作られた被せ物で、天然歯に近い強度を有し、また金属を使用していないため透明感があり、見た目が自然に近いです。金属を使わないため金属アレルギーの心配もありません。

メタルボンド

薄い金属の内冠にセラミックを全体に貼り付けたものです。以前から行われていた方法で審美的には綺麗ですが、ただ内冠の金属色を隠すため透明感という点ではオールセラミック等には劣ります。また金属アレルギーの方は注意が必要です。

ファイバーコア

歯の土台、芯棒のことです。グラスファイバーを使っているため残った歯質に優しく、また審美性にも優れているので、より天然の歯に近づけたいという場合オールセラミック冠の土台におすすめです。

インプラント

インプラントは、歯を失った方の選択肢の一つです。
ブリッジや入れ歯が患者さまに合っている場合もありますし、自由診療で高額なので無理におすすめすることはありません。興味のある方にのみ、治療についての詳しい説明とていねいな診断をいたします。
CTで術前診断をして治療可能であれば、インプラント体を顎の骨に埋入して3~6か月かけて骨と結合させます。その後歯肉を切開して頭出しするのに1~2週間かかり、型取りをしてから装着できます。装着後は3~4か月に1回のペースでチェックを行います。
「相談したら断りにくいな」と思われている方もいらっしゃいますが、インプラントは治療の選択肢の幅を広げる一つの材料です。気になる方はお気軽にご相談ください。
インプラント治療の利点としては他の歯に負担をかけることがないことと、自分の歯と同様に物を噛めるようになることです。
入れ歯があわなくてうまく噛めない、健康な歯を削りたくないという方におすすめの治療です。
欠点は保険適用でないために費用が高額になってしまうこと、長く使用するためには丁寧なケアが必要であることです。

治療の流れ

1.口腔内の診査

まず口腔内を診査させていただきます。虫歯、歯周病等があればそちらをまず治療させていただきます。
その後インプラントを行いたい部位にインプラント体を埋入可能か精査するためCTを撮影させていただきます。
CTにより立体的に骨の厚みを調べることができるため、それによりインプラント治療を行うことができるか説明させていただき、可能であれば治療期間、方法、費用などを具体的に説明させていただきます。
(当院ではCTを設置しておりますので、外部に撮影にいってもらう手間がありません)

2.一次手術

インプラント体を顎の骨に埋入し、歯肉を閉じます。インプラント体が骨に結合するのを待ちます。大体3ヶ月~6ヶ月程度で骨の状態によります。

3.二次手術

歯肉を切開して埋入したインプラントの頭出しをします。大体1~2週間程度、切開した歯肉の様子を見ます。

4.精密印象

土台に相当するアバットメントと被せ物(クラウン)を作るための型取りを行います。

5.上部構造セット

型取りした模型より作ってきた土台と被せ物を調整し装着します。

6.術後

定期的に検診に来ていただき、きちんと口腔内で機能しているかチェックさせていただきます。 だいたい3~4ヶ月に一度が目安です。

義歯(入れ歯)

入れ歯を入れると痛くて噛めないとお悩みの方は多いと思います。
入れ歯の治療は顎の骨の形態、噛み合わせ等の十分な理解を必要とする総合的な治療です。当院では一人一人のお口にあった入れ歯が出来るように、作製していく上で患者様の意見を十分に聞いております。ご要望をなるべく取り入れながら、患者様にあった入れ歯を提供していきますので些細な事でもご相談ください。

入れ歯の種類

部分入れ歯

ご自身の歯が残っている場合に、残っている部分にバネをかけて入れ歯を固定します。

総入れ歯

ご自身の歯が一本もない場合に、入れ歯自体を歯肉に吸着させて固定させます。

入れ歯の材質

レジン床義歯

歯肉に触れる部分がレジンというプラスチックで作られた保険適用の入れ歯です。保険で決められた材料の中で作らないといけないので、強度を保つため違和感が強くしゃべりにくいという欠点があります。利点としては保険適用なため安価であること、ほとんどの場合に使用でき、壊れた際も修理しやすいことがあげられます。

金属床義歯

歯肉に触れる部分の大部分が金属で作られている入れ歯です。
金属にすることで強度を持ちつつ薄く作製することができるため違和感が少なく、喋りやすいという利点があります。ただし保険外治療となります。

ノンクラスプデンチャー

金属のバネを使わない入れ歯です。利点として審美的に目立たないこと、硬くないため歯肉にも優しいです。金属アレルギーのある方でもお使い頂けます。保険外治療となります。

コンフォートデンチャー

歯肉に接する部分が弾力性のある素材を使用して、咬んだ際にかかる力を分散するために痛みが出にくい義歯です。保険の義歯を作って何度も調整しても痛くて噛めない方。痛みの出やすい方におすすめです。保険外治療となります。
保険外はある程度歯がしっかりとしている方向けで、修理が難しいという欠点もあります。調整も承っておりますので、気軽にご相談ください。

小児歯科

痛いのは嫌だ、怖くて病院に行きたくない、そのようなお子さまはとても多いです。当院では、保護者の方が隣にいる状態で施術を行うことも可能です。お子さまが嫌がった場合は無理やり治療をせず、フッ素を塗る処置だけなど痛みの少ないことからはじめて、お口を開けることに抵抗がない状態へ導きます。虫歯の状態にもよるのですが、なるべく本人が「やる気」になってから本格的な治療を行いますので、歯科に抵抗を感じているお子さまにも試していただければと思っています。
小さな頃から磨き残しをせずきちんとブラッシングすることはとても難しいことです。お子さまの歯の健康のために、毎回仕上げ磨きをきちんとしてお口の中を確認してあげることが大切です。仕上げ磨きの方法もお伝えしますので、「虫歯のない健康な口内環境」をお子さまに維持してもらうため、お気軽にご相談ください。

歯科口腔外科

歯科口腔外科では主に、親知らずの抜歯を行っています。ていねいな診断を行い、患者さまに合わせた治療を提案いたします。当院での治療はもちろん、場合によっては大学病院へのご紹介も可能です。

親知らずの状態は、斜め・横向き・埋没などさまざまです。複雑な症例の場合はCTを撮り、当院で抜歯できるか、大学病院にご紹介するかを判断します。「相談したら抜かれてしまう」と思われている方もいるのですが、周りの歯に悪影響がないなど、そのまま生えていても問題ない場合は、ブラッシングの指導だけを行うこともあります。反対に、きちんと磨けていなくて虫歯になったり、汚れが溜まって腫れやすかったりすると抜いた方が良いとお伝えすることもあるのですが、基本的には「抜きたい」とおっしゃる患者さまにのみ抜歯を行っています。痛みが出ていると炎症を抑える薬を飲まなければならず、後日しか抜歯できない場合も多いので早めにご来院ください。

一般矯正

歯並びを気にしていると、思いきり笑えなかったり手で口元を隠すのがクセになったり・・・。コンプレックスに感じている方も多いのではないでしょうか。

「歯並びをきれいにしたい」と漠然と思われている方は、男女問わずとても多くいらっしゃいます。矯正をすると見た目が変わるだけでなく、噛み合わせが良くなって噛む力が増すので、健康維持や集中力の増加も期待できます。左右差が整ってお顔立ちやフェイスラインがきれいになる患者さまもめずらしくありません。また、歯ブラシが届きやすい状態だとブラッシングしやすくなって、虫歯や歯周病の予防にもつながります。思いきり笑って明るい日々を過ごしたい方、80歳で20本の歯を残したい方は、まずはお気軽にご相談ください。

小児矯正

顎が小さくて歯が生えるスペースが足りない、歯並びが気になる、噛み合わせが良くない、などお子さまの歯で気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

当院では、取り外しができる「床矯正」を行っています。取り外しができるので、つけている時間が短ければ治療にかかる期間は長くなりますが、およそ2~3年かけて徐々に矯正を行うことが多い治療方法です。だいたい7~8歳で大人の前歯が生えはじめると思うので、その時に「歯並びがおかしいかもしれない」と感じたら一度ご来院ください。
治療を行う際は、場合によってはCT撮影をして立体的に歯や顎の骨の状態を把握してから、方針を決めていきます。お子さまの歯並びが気になる方はお気軽にご相談ください。費用面についても、詳しくお答えします。